8月からスタートしたスクール企画。この記事では2022年9月21日(水)に開催した第2回目のスクールを、受講者の作品の一部をピックアップしながらショートバージョンでレポートします。
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レポート
スクールでは、受講者は事前に架空のビーチクリーンイベントのチラシを、宿題として作成・提出します。当日はピックアップされた課題について、シブヤさんがコメントします。
2回目となる9月は、先月のスクールで作成した手書きのラフを、アプリケーションを使ってレイアウトしていく課題です。
課題を投稿してくださった皆さま、ありがとうございます!
皆さんの投稿作品
なかなかさん
貝殻の素材をたくさん使っていただきました。ばらけた感じや、構成のメリハリのなさがお悩みのようです。
風通しのよい雰囲気がよく表れています。文字間をつめてその分サイズを大きくすると、全体にメリハリがつきますよ
配信中にも話されてましたが、文字間を開ける方が、おしゃれな感じになるという固定観念があり、それを再度考え直す機会にもなりました。
1枚のチラシに使用するフォントの種類数の目安が思ったより少ないなど、なるほど!と思う発見が色々ありました。ありがとうございます!!!
モリサワからも、IllustratorのOpenType機能やペアカーニング情報で詰める方法など、フォントメーカーおすすめの文字間設定について補足させていただきました!
谷口明子さん
青が印象的です。あしらいの素材選びや使用方法についてのお悩みをお持ちのようです。
あしらいの引き出しは簡単に増やせるので、まずはレイアウト・余白・強弱でうまく見せる方法を学ぶ方が良いと思います。
何でもかんでもあしらいを入れるとどんどんまとまりがなくなってしまうので、このチラシだと入れるならタイトルやキャッチコピー周りなどここぞと注目させたい部分に入れるといいですね
あしらいの使いどころや、シブヤさんの実践しているあしらいを増やす習慣などを教えていただきました!
課題を取り上げていただき、感激です。あしらいのことを質問させていただいたのですが、とても丁寧にご回答いただき感謝しています。あしらいを上手く使用することが大切だと思い、苦労していましたので、「無理に使わなくてもよいですよ」とアドバイスいただき安心しました。
また、出かけた際は、印刷物を持ち帰るなど、流行のあしらいを学ぶ方法も教えていただき大変勉強になりました。日々の生活で、街の中のデザインに触れて、「引き出し」を増やしていきたいと思います。ありがとうございました
これいとさん
自由課題として投稿いただきました。文字量の多いデザインの見せ方でお悩みのようです。
必ず支給された原稿をレイアウトしなければいけないわけでないので、「こんなに小さくなります」とクライアントと交渉してみるといいかもしれません。
図に変換できる要素があれば、文字の代わりにアイコンや図に置き換えるやり方もあります
シブヤさんからは、原稿カットを提案をする場合の注意点など、実践的なアドバイスをいただけました!
仕事で使うチラシを「このまま完成していいのかな」と不安でしたが、締め切り前に取り上げていただいたことで、改善点を修正し完成することができました。
伝えたいことがたくさんあり、文字が多くなってしまうことが多いのですが、読まなくても伝えられるかをシンプルに学べました。欲を言うと、褒めてもらえたら嬉しかったです笑
全編を見たい方へ
当日のスクールでは、レポートではご紹介できなかった作品も紹介しています。紹介されたすべての投稿作品を見たい方は、以下のフォームをご登録いただくとアーカイブ動画の視聴が可能です。
次回は最終回10月19日に開催されたレイアウト作成の回をレポートします。
講師紹介
シブヤ領一氏
アートディレクター・デザイナー。YouTube・428:ぱちぱちデザインChannelにてグラフィックデザイナーのお仕事、デザイナーマインドについて配信中。デザインを専門的に学んだことがない人にも「わかりやすい」と評判。
2冊目の著書『そもそものデザインのりくつ』(翔泳社)が2022年12月7日発売。
スクール全3回はすでに終了していますが、シブヤさんのYoutubeチャンネル「428:ぱちぱちデザインChannel」ではグラフィックデザイナーのお仕事、デザイナーマインドについて配信中です。
デザインを学びたい方はぜひご覧ください!
8月24日に開催された、第1回目のスクールのレポートはこちら↓
7月20日に開催されたセミナーのレポートはこちら↓
フォントをデザインで使いこなしたい方はこちら↓