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「学習者の多様性を考える」をテーマに、国際交流基金メキシコ日本文化センター様が実施している連続企画にて、日本語教師向けに「UDフォント」と「伝わるレイアウト」に関する研修会を実施しました。
日本語教育界でも認知が広まり、活用が進んでいるUDフォント。研修会では筆順フォントなど、まだまだ知られていない活用ポイントを伝え、利用者がUDフォントの魅力を最大限に引き出す方法を紹介しました。
国際交流基金メキシコ日本文化センター様で実施した研修会の内容を、期間限定で動画配信しています!UDフォントの特徴や、活用のポイントを知りたい方は、下記フォームより無料視聴可能です。
※同様の研修会を実施して欲しい、上記の研修動画を授業などで活用したいという方は下記フォームよりお問い合わせください。弊社の担当より、ご希望に沿った形での研修会を検討させていただきます。(受付期間:2023年2月28日まで)
研修動画の内容の一部を紹介
● UDデジタル教科書体の特徴を紹介
● レイアウトのポイントを紹介
研修会レポート
参加者の感想
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UDフォントは既に知っていましたが、筆順フォントなど自分では気づかなかったことを知ることができ、非常に役に立ちました。
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UD デジタル教科書体は、これまでフラッシュカードや授業でのプレゼンテーションに利用してはいましたが、UD フォントの特徴を生かしたうえで何を伝えたいのかが重要であること、そのためにどのような使い方があるのかなど、今回のセッションで示されたポイントを全く理解せずに使用してきました。同じフォントでも大きさを変えて読みやすくしたり文字の太さを変えたりして、資料を読む人に見せたいものを強調したりできることに、とても驚きました。
研修会を企画いただいた、国際交流基金メキシコ日本文化センター 佐藤五郎先生のコメント
![佐藤先生](https://fontswitch.jp/wp-content/uploads/2022/09/de16c13cd02a1b869ee078e28c747641-1.jpg)
「学習者の多様性を考える」という研修シリーズは、この世界には様々な特性を持った学習者がおり、自分もいつかそのような学習者に教える日が来るかもしれないと考えられるようになって欲しいと企画したものです。
メキシコの日本語教育界でもUDデジタル教科書体を使って教材を作成する先生は増えているように感じていますが、多くの方がこのフォントの特徴や、それを使用する利点などを知らずに使っているのではないかと思います。
私自身は、以前ABK学館日本語学校主催の教師研修に参加して多くのことを学びフォントに対する考え方も変わったので、他の先生方にも 同様の体験をしてもらえたらと思いました。
研修参加者からは「普段、教材の内容ばかり気にしていたので、形式を意識することも大切だと思った」「様々な人の学びに携わる人間として、この社会の一員として、もっと見聞を広める必要があると痛感させられた」といった感想が寄せられました。
研修参加者たちが日々教材を作成する中で、学習者の立場からフォントを選べるようになってくれることを期待しています。
研修会参加者の資料の変化
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- イラストと文字の始まりが揃い、全体的にまとまった印象になった。
- 「やさしい/きびしい」の文字サイズを大きく、ウエイト(文字の太さ)を太くすることで、この資料で伝えたい事は何かが分かりやすくなりました。
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- 適切な行間を空けることで、文章が読みやすくなった。
- 文字の上下左右を揃えることで、線で紐づけなくてもそれぞれが何を示しているのかが分かるようになった。
参加者の皆さんに、UDフォントについて伺ってみました
日本語を学ぶ際にUDフォントが役に立つと思いますか?
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当校の生徒の多様性に、応えられるのではないかと思った。
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日本語の初級を学ぶ漢字圏外の学生は、フォントの微妙な違いにも敏感です。
よりストレスが少なくスムーズに読め、学習に支障が無いように配慮するのは大切だと思います。
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今までにもひらがなの「さ、き」や漢字「八」などでフォントが違うと、同じ文字だと学習者が理解できず読めなかったり、書くときでも、筆を置くときにできるでっぱりを必ず書く学習者もいます。フォントによる違いを示したり、でっぱりを書かなくてもいいと説明してきましたが、初めから UD フォントだけを見せた方が混乱がないように思えます。
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研修会にご参加いただいた、中南米の日本語教師の皆様ありがとうございました。モリサワだからこそお伝えできる、UDフォントの魅力や活用のポイントが日本語教育を支える先生方のお役に立てば幸いです。
参加者からも、役に立ったという感想を多くいただいた、国際交流基金メキシコ日本文化センター様で実施した研修会と同様の内容を、期間限定で動画配信しています!
UDフォントの特徴や、活用のポイントを知りたい方は、下記フォームより無料視聴可能です。
※同様の研修会を実施して欲しい、上記の研修動画を授業などで活用したいという方は下記フォームよりお問い合わせください。弊社の担当より、ご希望に沿った形での研修会を検討させていただきます。(受付期間:2023年2月28日まで)
研修会で紹介した、日本語教育の現場でも役立つUDフォントは、MORISAWA BIZ+(月330円で55種のUDフォントが使用可能)のサービスでご利用頂けます。
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また、生徒や先生にUDフォントを使ってほしい、学校組織的な導入を考えたいという方は、下記フォームにてお問い合わせいただけます。
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学校組織的な導入の際には、ご要望があれば、記事でご紹介したような先生方へのUDフォント研修や質問会、教材のご相談などにも応じています。