イベント

2023.12.22

イベントレポート「文字と学習支援と教育DX」|誰ひとり取り残さない「伝わる」ICT教育 ゲストトーク③MetaMoJi 石澤さん

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誰ひとり取り残すことのない教育をどのように構築すれば良いか、UDフォントを採用いただいた教育の研究者、現場、教材メーカーそれぞれのプロが集結し語っていただいたオンラインイベントを開催しました。(2023年8月8日)このレポートでは、ゲストトーク③のレポートをお届けします。

ゲストトーク③

文字と学習支援と教育DX

ゲスト:株式会社MetaMoJi 石澤 朋 さん

文教商品の企画・販売促進担当
「MetaMoJi ClassRoom」や「ジャストスマイル・シリーズ」など学習ソフトを18年間担当。学校の先生のご要望に応え、様々なアプリを商品化・提供している。
1人1台タブレットPC普及のため、DiTT(前デジタル教科書教材協議会)に参与・ソフトウェア教材部会リーダーとして参画するなど、業界活動と学習ソフト提供の両面から教育情報化を後押ししている。

※アーカイブ動画視聴には、ご登録が必要です。

レポート

参加者の声

MetaMoJi ClassRoomにUDデジタル教科書体が使えること、初めて知りました。質問にも臨機応変に対応いただきありがとうございます!

UDフォントについては以前、学ばせて頂きましたがその内容の発展として参考となる内容が多くありました。

個別最適な学びのための開発内容やこれからについての展望が聞けてよかったです。

授業支援ソフトを取り巻く状況は「こども主体」に!

長年、学校教育向けに学習ソフトを開発してきた石澤さんには、学習環境の変化についてお話しを伺いました。

2000年代に、先生が主役だった授業は、2020年代にはこどもが主体的に学べる環境に変わってきたといいます。
児童生徒一人ひとりがPCを活用できる環境が整ったことにより、個別最適な学びが可能になってきたとのことです。

先生と子どもに寄り添って開発し続ける機能

2020年代から重要視されている個別最適な学びのための機能は多岐にわたります。

こだわりの機能は手書き文字からテキストへの変換機能。デモンストレーションで、スムーズな操作性、そして変換されたフォントの重要性についてお話しいただきました。

MetaMoJi ClassRoomのデモストレーション|石澤さん操作

手書きが苦手であれば、キーボードで入力すれば良いし、キーボードが苦手だったら手書きでテキストになれば良いと、石澤さんは語ります。それが個別最適な学びの姿だと受講いただいた方からもコメントをいただきました。

UDデジタル教科書体がMetaMoJi ClassRoomに必要なワケ

MetaMoJi ClassRoomでは、UDデジタル教科書体を導入いただいております。書体選定では、社長の一言がきっかけだったという裏話も!
学習の場で利用する授業支援ソフトであれば、教科書体は必須。そこで様々な教科書体をピックアップして、どの教科書体を搭載すべきか社長に相談しにいったところ、即決で「モリサワ!」とのお返事だったんです、と石澤さん。MetaMoJiの社長は日本語ワープロソフトの一太郎を開発したジャストシステムの創業者でいらっしゃいます。一太郎ではモリサワのフォントを搭載したバージョンを発売するなど、大きな信頼を寄せていたことが背景にあったとのことでした。

フォントを搭載した製品を使われた先生方の反応は思っていた以上に好評だったそうです。

先生からは、読みやすく教育に適しているという声があり、特に国語の先生からの反響に手応えを感じられたそうです。 また、MetaMoJi ClassRoomはマルチOS対応のため、どのOSからもUDデジタル教科書体が使えることに対してありがたいとのお声もあったそうです。

最後に、授業支援ソフトの中で個別最適な学びに向けた今後についてお話しいただきました。それはデジタルノートのジャンルとのこと。
教育DX推進のポイントは、やはり個別最適、そしてICTの操作で思考を止めないことなど、とても納得する解説をいただきました。今後のMetaMoJi ClassRoomにも目が離せません!

※セミナーの全プログラムは上記ボタンよりご登録後、ご視聴いただけます。


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