コラボ企画

2021.03.29

モード学園 × モリサワ 産学連携プロジェクト2020

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モード学園(東京・大阪・名古屋)とモリサワが、「フォントの感性を“ON”にする」コラボレーション企画を行いました。

課題のテーマは、「UDフォントへの理解が深まるノベルティグッズの提案」。地方自治体主催のイベントに参加した一般の方などをターゲットに、UDフォントの意義やデザインについて考えてもらえるようなノベルティグッズを企画していただきます。
最優秀賞、優秀賞の他に、魅力的なノベルティは企画賞として実際に実現化します!

今回は「UDフォントとは何か」を学ぶセミナーからはじまり、中間チェックや発表まで、学校の枠を越えてオンラインにて行いました。これから先の就職活動も見据え、オンラインという環境で自分たちの工夫を伝えるというスキルも磨いていきます。

最終発表では、中間チェックを経て、より詳しく発表していただきたい10チームに登壇いただきました。UDフォントの特徴を観察できるルーペと冊子のセットなど、探究心を持ち学べるノベルティや「心は密になろう」と家族間の心の距離を縮めるような、現在の情勢を踏まえたノベルティなど、様々な企画を提案いただきました。

審査の結果、下記チームが受賞となりました。

最優秀賞:名古屋校 チーム5「謎解き手紙」

人気の謎解きを活用した「手紙のように思いを伝え、謎解きでワクワクを提供する」企画を提案いただきました。

「UDフォントラボ」という架空の研究所から届いた手紙からストーリーが始まり、謎解きを楽しみながらUDフォントの世界に触れることができる、魅力的なノベルティになりました。

優秀賞:名古屋校 チーム1「非常持ち出し袋」

UDフォントの広いターゲットに正確に情報を伝えられるという特性を突き詰め、「防災」というテーマで提案していただきました。

ナップサック型の持ち出し袋には、子どもや外国の方、障がいをお持ちの方にも配慮された文言、袋をパッケージにはUDフォントの説明を添えるなど、細やかな配慮がポイントとなりました。

企画賞:大阪校 チーム4「ハンカチ」
東京校 チーム10「レジャーシート」

企画賞は、ツイスターゲームのように「遊べる」ノベルティを提案いただいた2つのチームが受賞となりました。2つの企画のアイディアをいただき、今後ノベルティを制作させていただきます!

次回の記事では、見事最優秀賞、優秀賞に選ばれた2チームに行ったインタビューを紹介します。

「UDフォントへの理解が深まるノベルティーグッズの提案」という課題にて、最優秀賞、優秀賞に選ばれた2チームに行ったインタビューを紹介します!

■最優秀賞:「謎解き手紙」

■名古屋モード学園 グラフィック学科 名古屋グループ5

河合菜々美さん 西橋麻理子さん 美濃谷あゆさん 森彩乃さん

課題を聞いた時の印象はどうでしたか?

ノベルティって何だろう?というところから始まりました。

よく見かける、トートバックとかボールペンなどのデザインから企画を作ろうと考えていましたが、UDフォントをメインにして企画を考えてほしいという事で、ノベルティ企画とフォントの関連性とは何か?という疑問を抱きながらのスタートでした(笑)

企画のきっかけを教えてください!

普通のノベルティでは、面白くはないなという事から他のチームにはない、「人々が楽しみながらUDフォントに触れる」企画を考えようと思いました。
人に楽しんでもらう際に、東京メトロの謎解きゲームを参考にするなど、人に注目してもらえる理由に着目して、企画を進めていきました。ユニバーサルデザインという事もあり、多くの人に楽しんでもらう企画を作ろうという事で、ボードゲームやすごろくなど、いろいろなゲームも参考にしました。

普段の生活の中で文字に対して、読みづらいという事を感じたことがあまりなかったので、文字の見えづらさに配慮したUDフォントの特性を理解しながら進めました。

企画を進めるにあたり、気をつけたポイントは何ですか?

・4人で、オンライン会議を頻繁に行い、進捗確認しながら足並みを揃えることを意識しました。

・謎解きの難易度を調整することも意識しました。最初は難しく作ってしまい、クラスメイトの友達に「難しいよ!」って指摘されることもありました。(笑)
最終的には、人に楽しんで解いてもらえるような難易度設定にして企画の趣旨通りに多くの人に楽しんでもらえる企画になるように進めました。

この課題に取り組む前後で、変化はありましたか?

・デザイナーを目指しながらも、フォントの事をあまり考えられていなかったです、今回の企画を進めるにあたり、「ストーリー性」を考えて企画を作るという事を意識して行えるようになりました。

・プレゼンの順番に応じて、声のボリュームや、企画の「謎解き手紙」白衣を着るなど、よりプレゼンを聞いてもらえ、注目してもらえるにはどうすればよいのかを企画を進める中で考えるようになりました。

・街中に溢れているモノに使われている、フォントを見る際の視点、使用されているフォントが選ばれた理由を気にするなど、モノを見る際の視点が変わりました。

名古屋グループ5のみなさんには、課題の目的を理解し、ストーリーを作っていただいたところや、オンラインミーティングでチーム企画の進捗を確認することを意識したなど、授賞理由となった企画の総合力の高さの背景をインタビューで聞くことができました。

受賞おめでとうございます!

■優秀賞:「非常持ち出し袋」

名古屋モード学園 グラフィック学科 名古屋グループ1

太田芙有さん・成瀬葉月さん・野田朱莉さん・結城榛人さん

課題を聞いた時の印象はどうでしたか?

最初は難しく感じました(笑)UDフォントについては、使用したこと自体はありましたが、あまり存在意義について考えたことがありませんでした。ユニバーサルデザインの意味があるフォントの存在を知ろうという0からのスタートでした。

コンテストなどで、ノベルティの企画をすることがありましたが、デザインをメインに考えることが多く「フォント」メインの企画という事にギャップを感じました。フォントを活かすという企画自体、新鮮に感じました。

企画のきっかけを教えてください!

企画を考えている春頃に地震が多く、「何かの役に立つモノを作りたい」という事で今回の防災企画ノベルティを考えました。UDフォントの「誰にでも読みやすい」という点が防災ノベルティを企画する際に適しているなと考えるようになりました。

色々とアイデアが出てくる中で、チームとしてUDフォントの本質から離れないことを意識して企画を進めました。

企画を進めるにあたり、気をつけたポイントは何ですか?

色や、文字の大きさ、行間に配慮しました。それ以外にも色覚異常の方でも見やすい色を意識するなど、防災としてちゃんとした情報を届けられるデザインにすることを意識しました。

普段の作品だと、派手で目立つ配色を選択することが多いんですが、防災という事で誰にでも見やすいデザインで、シンプルな配色を心掛けました。

この課題に取り組む前後で、変化はありましたか?

・UDフォントを知らない状況で、課題の取り組みがスタートしたが、課題が進むにつれて、街の中でのUDフォントの存在が目に入るようになった。

・ブランディングとか企画の授業を受けている際、ターゲットを自身で設定してデザインをすることが多かった為、今回の企画でターゲットが広い分、文字の大きさや色の配色の選定が難しいなと感じた。

・今まで個性的なフォントを企画書に使用していて、個性を出すようにしていたがより伝わりやすいという点からUDフォントを使用して、企画書を作るようになりました。

・フライヤーを作る授業を受けた際に、自分は見えているが、高齢者の方などに「ちゃんと伝わっているのか」を意識するようになり、UDフォントを活用する場面が増えました。

名古屋グループ1のみなさんはターゲットから「防災」というテーマを挙げてくれたこと、様々な人への配慮などの着眼点が受賞理由となりました!普段の授業で作成されている作品とは異なる「シンプル」にきちんと情報を伝えることを意識したというのがとても印象的でした!

受賞おめでとうございます!