2025年6月16日~18日の3日間で、台湾にある大同大学の学生たちとカレンダー制作のワークショップを行いました。
このワークショップは、台湾の大同大学 林 家華先生と日本の千葉大学 張 益準先生、そしてモリサワとのコラボレーション企画として実現しました。

大同大学の学生18名が参加してくれました。
大同大学は、台北市の中心部に位置する私立大学で、2012年には「国内の私大の産学連携貢献度」で1位を獲得するなど、産業界との連携を積極的に進めている大学です。
3日間のカリキュラムをご紹介します。
6/16(月)
- モリサワ講師 モリサワ紹介・欧文フォントレクチャー
- 千葉大学 張 益準先生 グラフィックデザインレクチャー
- 各グループ、ディスカッションし制作開始
6/17(火)
- 張先生とモリサワ講師 各グループにアドバイス
- 作品の一部を実寸で出力してチェック
6/18(水)
- 各グループ作品の発表
- 人気投票
- 表彰および総括


WSの様子
学生たちは2~4人のグループに分かれ、それぞれテーマを決めてカレンダーのデザインに取り組みました。
張先生は、初日にアートとデザインの違いを学生たちに教え、表現とは他者に伝えることであると意識づけをしていました。
モリサワの講義では、「文字」が「伝える」ということにおいて重要な役割を担うということを学んでもらいました。
そして、でき上がったカレンダーは、それぞれ台湾の文化をデザインに取り入れたチーム、イラストに力を入れたチーム、季節感を魅せるチームなど、どのグループも「その月らしさ」を伝える工夫が凝らされていました。
大同大学 林 家華先生にお話を伺いました

デザインにおいて書体は極めて重要な要素であり、選ぶフォントによって作品全体の印象や品質が大きく左右されます。
適切な書体を用いることで、作品に高い完成度と洗練された雰囲気を与えることができます。
今回のカレンダー制作ワークショップは、単なる制作実習ではなく、国際的な視点と専門的な指導が融合された「学びの場」として企画され、学生たちの思考と表現に新しい広がりが生まれました。
実施期間は決して長くはありませんでしたが、学生たちにとっては極めて密度の高い、貴重な経験となりました。
文字とデザインの関係、文脈に応じたフォント選びや組版の工夫、日本のフォント設計における緻密さなど、多面的な学びを得ることができました。創造力を発揮できる環境を支えてくださったモリサワに、心より感謝申し上げます。
WSを終えて
日台コラボというグローバルな場で、次世代のクリエイターたちにタイポグラフィの価値を伝えることができたのは、大きな意義がありました。
今後、モリサワが他の国でも教育機関との連携を通じて「フォントを使う体験」を提供しながら、文字への意識を芽吹かせるお手伝いをしたいと考えていますので、続報をお楽しみに!
