2022.11.11

現場の最前線が知れる‼多文化共生に向けた日本語教育の支援

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日本語教育が担う日本のミライとは?!

日本の外国人労働者は年々増えており、2019年内閣府の企業の外国人雇用に関する分析で、企業側の課題として「日本語能力に問題がある」「日本人社員とのコミュニケーションに不安がある」といったコミュニケーションの問題が49%を占めることがわかりました。
教育現場でも、日本語を習得できていない子どもたちの学習の問題も耳にすることが増えています。今後ますます増えてくる留学生や生活者としての外国人の日本語教育の現状と対策、これからの課題を、最前線の現場の先生方からお聞きし、「UDフォント」や「やさしい日本語」から始める日本語教育の支援を考えます。

開催概要

日時

2022年12月11日(日) 13:00~14:30

形式

無料オンライン開催(Zoom) ※お申込みいただいた方には後日アーカイブ動画をご案内します。

こんな方にオススメ
  • 多文化共生、国際交流に取り組まれる方(自治体・支援団体)
  • 日本語教育に取り組まれる方
  • 留学生の支援をされる方
  • やさしい日本語の取り組みをされる方
  • 自治体への誘致活動をされている方

登壇者

長崎短期大学 准教授 
岩﨑 千恵(いわさき ちえ) 氏

崇城大学 就職課 課長補佐
公益財団法人 地方経済総合研究所 特別研究員
前田 和則(まえだ かずのり) 氏

熊本大学教育学部附属特別支援学校
後藤 匡敬(ごとう まさたか) 氏

プログラム

第1部:講演「初期日本語学習者と書字~デジタルとアナログの間で~実証実験中間報告」 

2022年5月29日に開催したセミナーにて留学生の日本語習得における書体の重要性についてお話しいただき、日本語教育とフォントの関係性についてUDフォントが有効であるという傾向が見えてきました。今回はより多くの被験者数の調査を基に、日本語学習者に参加いただいた実証実験の中間報告を発表いただきます。 

講師
● 岩﨑 千恵 氏

第2部:パネルディスカッション「現場の最前線3名が語る日本語教育のこれから」

日本での就職を目的とした留学生の教鞭をとる岩崎先生、留学生と企業をつなげるための支援活動をする前田先生、日本語教育現場でも活用が期待されている教材の支援をする後藤先生、それぞれ異なるフィールドの現場の課題、そして解決案を語り合います。

パネリスト
● 岩﨑 千恵 氏 ● 前田 和則 氏 ● 後藤 匡敬 氏

講師、パネリスト紹介

長崎短期大学 准教授 岩﨑 千恵(いわさき ちえ) 氏

出演パート:第1部・第2部

プロフィール

専門は比較社会文化学。「在住支援のためのやさしい日本語」の普及活動として、2020年から佐世保市役所職員を対象とした「やさしい日本語研修」を実施。「外国につながる子どもの学習権」「言語活動とビブリオバトル」等、多文化共生実現のための研究や言語教育支援に尽力。

崇城大学 就職課 課長補佐 公益財団法人 地方経済総合研究所 特別研究員 前田 和則(まえだ かずのり) 氏

出演パート:第2部

プロフィール

大学で外国人留学生のキャリア支援をする傍ら、熊本県、熊本市、北九州市等、自治体の外国人雇用関連のセミナー講師も担当。2022年度熊本県外国人活躍促進支援事業では企業向け異文化理解・やさしい日本語講座の企画、講師を担当している。 

熊本大学教育学部附属特別支援学校 後藤 匡敬(ごとう まさたか) 氏

出演パート:第2部

プロフィール

熊本大学教育学部附属特別支援学校教諭。2019年に特別支援教育向けデジタル教材配信サイト「Teach U」を立ち上げ,2022年10月に150万アクセス突破。最近は,世界中の日本語教育分野に活用の広がりが見られる。デジタル庁「good digital award」2022年度部門優秀賞(教育部門)受賞。水内豊和・後藤匡敬 編著「特別支援教育 1人1台端末活用実践ガイド 自立活動他編/各教科中心編

関連する記事

日本語教育とUDデジタル教科書体についての過去セミナーレポートも併せてご覧ください。

   ▲「生活者としての外国人支援 ~「やさしい日本語」とUDフォント~」に岩﨑 氏、前田 氏がご登壇されました。

   ▲「Day2教育現場で使用されるUDフォント、そのメリットは?」の回に、 後藤 氏がご登壇されました。

   ▲「第二言語教育における「UDデジタル教科書体」の役割 〜日本人が学ぶ英語・留学生が学ぶ日本語〜 」に岩﨑 氏がご登壇されました。

   ▲ 日本語教師向けの研修紹介