インタビュー

2022.06.23

子どもたちの興味を引き付ける「ひらがな書き順教材」とは?

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茨城県立協和特別支援学校 藤田 武士先生が授業で、ひらがな書き順教材を活用してくれました。子どもたちの反応は良く、授業の準備もスムーズだったそうです。藤田先生に授業の様子をお伺いしました。

教材を知った時の印象はどうでしたか?

藤田先生 茨城県立協和特別支援学校は、知的に障害のある小学部から高等部までの約210名の児童生徒が在籍しています。今回、「ひらがな書き順教材」をモリサワから紹介されたときに、まず頭に浮かんだのが小学部1年生の国語の授業でした。 私自身、高等部担当なのですが、指導研究部長として、学校全体の研究をとりまとめたり、研究に応じた研修を企画したりしています。
そのため、様々な学年の授業を参観したり、全ての年間指導計画を読んだりして、学校全体がどのような学習活動をしているのかをある程度把握しています。そうした私の中の記憶にあった小学部1年生の国語の授業と、今回の「ひらがな書き順教材」がスパッ!とリンクしました。

ひらがな書き順教材(UDデジタル教科書体)

具体的には、どのようなところが子どもたちに有効だと思いましたか?

藤田先生 今回の「ひらがな書き順教材」ですが、その中でも「ボーカロイド音声」は、子どもたちが興味を示し、関心を強く惹きつけるのではないかと感じました。

日々の学習活動において、動きと言葉を連動させることで理解が深まるといった場面はよくあります。例えば、促音を指導する場合……「がっこう」であれば、「っ」が入るところで唇をギュッと閉じたり、「が」と「こ」と「う」では手をたたき、「っ」の部分では手をグーにしたりするなど、音と動きを関連させることで理解できる場合があります。 実際にこの「ひらがな書き順教材」の「ボーカロイド音声」も、文字を書く動きを音声で表現してくれているので、音声からひらがなを書く動きをイメージしやすいなと感じました。

実際に教材を活用した教員と子どもたちの反応はどうでしたか?

藤田先生 実際に小学部1年生の国語の授業で使ってみた様子をお伝えしたいと思います。最初は電子黒板で提示して、文字のアニメーションと音声に合わせて空書きをしました。何度か繰り返すうちに子どもたちは自然と「よこ」、「たて」、「てん」……と口ずさみながら文字を書いていました。ちょっと複雑な「まわってしゅっ」や「くるりん」 などにも反応して、ニコニコしながら取り組んでいました。

そして一番子どもたちに人気なのが「うける」です。「うける♪」と口ずさみながら、子どもたち…「ウケて」いました!

授業を担当している先生も、子どもたちの反応がとてもよいことはもちろん、操作においても普段慣れ親しんでいるPowerPoint形式のデータなので、授業への導入はすんなりできたと喜んでいました。

藤田先生が授業で活用した「ひらがな書き順教材」はこちら


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教材を活用いただいた、藤田先生のUDフォントに関するインタビューも公開しています!