研修・セミナー

2021.11.11

生駒市 教職員様UDフォント活用オンライン研修レポート

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株式会社モリサワでは、以前より公共団体向けUDフォントプランを導入し、教育現場でUDフォントを活用いただいている奈良県 生駒市の教職員様に向けて、オンライン研修を行いました。

生駒市様では、コロナ禍での休業期間も「学びを止めない」との思いから、教育委員会によるマニュアルをもとに、教職員の方が授業動画を作成していたそうです。
(生駒市でのUDへの取り組み、コロナ禍でのUDフォントの活用については、自治体向けオンラインセミナーのレポート記事でもお読みいただけます。)

また、生駒市の教職員様は「UDデジタル教科書体」がデフォルトの設定になっている校務PCで学年通信などの資料を作成しています。
UDフォントを活用した資料作成がされているとのことですが、現場へのヒアリングの結果「決まった書体のみで制作している」「もっとフォントの選び方を知りたい」という声が多いことがわかりました。

より伝える技術が求められる中で、モリサワでは下記のステップで「伝わる資料作成」をテーマとした研修を実施しました。

  1. UDフォントやレイアウトのレクチャー動画視聴
  2. 伝えたいことを整理する「計画シート」作成
  3. 動画や計画シートの内容を踏まえ、資料のリメイク
  4. オンライン集合研修で、リメイク前・リメイク後の資料を比較

教職員様には、あらかじめモリサワで制作した、生駒市のUDフォント導入経緯、UDフォントやレイアウトについてのレクチャー動画を各自で視聴いただきました。今まで制作した資料を使い、「計画シート」で何を伝えたいか整理した上で、資料のリメイクをおこなっていただきました。
オンライン集合研修では、リメイク前・リメイク後の資料を比較し、さらに良くなるポイントなどをレクチャーしました。

計画シート

実際に、ブラッシュアップいただいた例をご紹介いたします。

実例1:中学校の学年通信

研修前
研修後

計画シートでは、気になっている点として「すべての情報が等価に見える」と挙げていただきましたが、見出しのフォントを変えたことで、メリハリがついた学年通信になりました。見出しと本文の位置も揃えたことで、スッキリ読みやすくなりました。

ブラッシュアップ後は、読者に一番伝えたい内容として回答いただいた「1学期末までの予定」が真っ先に目に入る構成になっています。

実例2:小学校の学級通信

研修前
研修後

時間割や持ち物など、小学校の学級通信にはさまざまな種類の情報を載せる必要があります。情報を整理し、読者にどの順番で読ませたいか考えると、読みやすいレイアウトになります。

研修後の学級通信では、「先生からの言葉、予定表、運動会の写真、募集のお願い」と読んでほしい順に視線が誘導されるようになっています。
またタイトルや見出しの文字の変形や加工をやめたことで、シンプルで見やすくなりました。

実例3:保護者へのお知らせ

研修前
研修後

研修後は「鍵盤ハーモニカ販売のお知らせ」のタイトルと、一番伝えたい「販売日時と場所」が目をひく構成になりました。

また本文の行間を調整し、紙面に対する版面の大きさ(情報をレイアウトする範囲)を広げたことで全体のバランスが良くなっています。

研修後のアンケート

研修終了後のアンケートでは、全員の教職員様に「とても参考になった」「参考になった」との評価をいただきました。

具体的に参考になった内容としては、下記のようなお声をいただきました。  

特にフォントの等幅・P付・K付について,目線とレイアウトについては初めて知った内容であり,かつレイアウトに大変生かせると感じました。

動画で事前にUDフォントについて研修を受けていましたが、 学校関係の資料を使って実際に説明していただいたのが分かりやすかったです。 

UDを意識したうえで、資料の見やすさを改善するには具体的にどうすればよいかについて、学ぶことができました。フォントの使い分け、行間、イラストを使用するうえでの著作権など、多くのことを吸収することができました。

またアンケートのUDフォントの活用頻度では、86%の教職員様がUDフォントを業務でほぼ毎日利用しているとの結果となり、生駒市の先生方はUDフォントでコンテンツを作成される環境が整っているということがわかりました。

UDフォントに切り替えた時の反応としては、21人中4名の方に子どもの学習意欲が高まった、3名の方に子どもが積極的に学習に取り組むようになったとご回答いただいたことが印象的でした。先生方が児童生徒の日々の様子に、目を配られているからこそのコメントだと思います。

またよく使うUDフォントでは、「UDデジタル教科書体」に利用が集中していることがわかりました。
実は「UDデジタル教科書体」は万能ではなく、人によっては「UD新丸ゴ」の方が読みやすいケースなど、さまざまです。 そのため、シーンや配慮の一環としてフォントを選んでご利用いただけるよう、引き続きサポートをしていきたいと思います。

生駒市様のように、公共団体向けUDフォントプランをご契約いただいた公共団体には、特別価格でフォントを提供するだけでなく、より導入意図に沿った形で活用いただくためのご提案をさせていただきます。

公共団体向けUDプランにご興味のある方は、下記のフォームよりお問い合わせください。

公共団体向けUDフォントプラン お問い合わせフォームhttps://www.morisawa.co.jp/support/contact/forms/ud-public