コラボ

2019.04.01

『SHAKE ART!』22号紹介

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関西の美大生団体によって発行されているフリーペーパー「SHAKE ART!」22号にて、モリサワの広告を作成、掲載いただきました。

今号のテーマは『embody』=具現化する。
こちらの広告を制作いただいた林さんに、お話を聞きました。

今回の広告では、今号のテーマ「『embody』=具現化する」と絡め、「気持ちを形にするために、こんなにフォントはある」というコンセプトを立てました。

フォントは普段、写真や色使いやグラフィックの影に隠れがちかもしれません。しかし現代の視覚情報を支えている無くてはならない存在をもっと知ってほしい!という思いでたくさんの書体を使用しました。

「フォント」という一要素をどうやって主役として引き立たせられるか?ということについてかなり考えました。今回使用した書体数が多めでしたので主役を殺さないように色数はなるべく絞り、グラフィックは派手にしすぎず、それでも見やすく…と誘目性と見やすさのバランスをとるようにしました。

「また会いたい」
「今なにしてる?」
そんな自分の気持ちを、どうしたら相手に上手に伝えられるだろうか?
悩んで検索していたら、MORISAWA PASSPORTアカデミック版を見つけた!
…というようなストーリーを想像させる、ポップな広告に仕上がっています。

「かたちになれ、つたわれ、この想い。」というキャッチコピーも印象的です。

キャッチコピーで使用したのが「見出ゴMB31」です。モリサワの書体見本のページで調べてみると、「ゴシック体のなかでは字面が小さめに設計されているため、大きなサイズで使っても押しつけがましくなく、広告・雑誌の見出しや長めのキャッチコピーなどで、ゆったりと言葉の意味を伝えることができる書体」とありました。

私自身、かなり大きめに配置しても違和感を感じず、目を引く効果があるな、いい書体だなぁと感じました。

「SHAKE ART!」22号は、こちらの可愛いイラストの表紙が目印です!
見かけた際は、是非お手にとってみてください!