コラボ

2019.02.27

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 卒業制作展2019

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2019年月3月2日(土)〜3日(日)、多摩美術大学 グラフィックデザイン学科の卒業制作展が開催されます。

多摩美術大学卒業制作展の冊子ではMORISAWA PASSPORTアカデミック版を利用し、モリサワの広告を作成いただきました。広報班の金井さん(写真右)と安部さん(写真左)、今回広告に使用した作品を制作いただいた佐々木さんに、お話を聞きました。

今回の卒業制作展のテーマは「From X」です。
今年の卒業生は強烈な個性を持ったメンバーが多く集まっており、それが集結したことで未知のエネルギーが生まれ、「X」という巨大な怪獣が誕生しました。
卒業制作展に来てくださった方々が、私たちの作品を見て得た体験や感情が、Xからの贈り物です。
 
Xの構成要素である、私たち一人一人の作品が人々にポジティブな影響を与え、未来に向かってその力が広がっていくようにという願いも込めています。

エネルギッシュでインパクトのあるテーマですね!

広告のビジュアルは、昆虫標本のイメージで「文字標本」の立体を制作いただきました。


文字の骨格や肉付きはフォントによって少しずつ異なり、それぞれが魅力的な個性を持っています。

文字を細部までよく観察し、地道な調整を重ねながら作り上げていく作業には、研究者のような側面があると思います。
「ハライ」や「ハネ」のエレメントからは今にも動き出しそうな生命力を感じるので、文字を生き物に見立てて、標本模型のビジュアルで表現しました。

佐々木さんはこれまで大学での学びから、書体デザイナーの職人性は研究者に似ていて、書体には生命が吹き込まれていると感じたそうです。思いが伝わる、素敵な広告になったのではないでしょうか。

広告のテイストやコピー内容に合ったフォント選びが難しかったです。フォントにはそれぞれ異なる魅力があり、種類やファミリーによって読む人に与える印象も変わってくるので、その違いに注意しながら丁寧に選びました。
また、組み方や字詰めなど最後の微調整に時間をかけ、ストレスなく自然に読めるような文字組みを目指しました。

ぜひ週末は恵比寿ガーデンプレイスに足を運んで、「X」に触れてみてください!

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科
卒業制作展2019「FROM X」

【日時】
2019年3月2日(土) 10:00〜19:00
3日(日) 10:00〜17:00 ※3日のみ最終入場16:30まで

【会場】
恵比寿ガーデンプレイス
ザ・ガーデンホール / ルーム
(JR恵比寿駅東口より徒歩5分)

「多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 卒業制作展」公式Webサイトはこちら
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