
株式会社モリサワは、公益社団法人日本広告制作協会(OAC)が主催する「OAC学生広告クリエイティブアワード2024」に協賛しました。課題のテーマは「モリサワの新たな学生向けフォント製品を多くの学生が使いたくなる広告」。
2,000書体以上のフォントが使えるプロユースのフォント製品「Morisawa Fonts」を、学生向け特別価格で提供するサービス「Morisawa Fonts学生向けスタンダードプラン」という新しいサービスを、アピールいただきました。応募者の方には、実際に期間限定版のMorisawa Fontsを提供し、制作いただきました。
見事モリサワ賞を受賞された作品と、映像部門・グラフィック部門のグランプリ受賞者コメントをご紹介します!

フォント選択の自由度や価格など、学生の皆さんがサービスに感じた魅力をさまざまな角度からアピールいただき、楽しく選考させていただきました。ビジュアル部門・映像部門どちらの部門も魅力的な作品が多く、過去最大の受賞作品数となりました。
グラフィック部門 グランプリ
穴吹ビジネス専門学校 姫治 佳乃子さん


「かわいい」「楽しい」など、伝えたいキモチをさまざまなフォントを使い、迫力あるイラストとコピーでまとめていただきました。
「表現の楽しさ」が伝わってくるようなビジュアルで、グラフィックの完成度とメッセージ性のどちらも高く、グランプリ作品とさせていただきました。
姫治さんに、受賞作品についてインタビューさせていただきました。
Q 作品について、見どころを教えてください。
キャラクターの表情です。
私はイラストが趣味なので、それを活かして参加したいと思い、挑戦してみました。
感情の動きはいろいろな表情になりますが、怒りや喜び、驚きなどが同時に捉えられる表情に見えるように頑張りました。
Q Morisawa Fontsを使った上で、どこが魅力だと思いましたか?
今回の作品の制作にあたって、背景の「感情」に対応するフォントがすぐに見つかりやすいと思いました。
映像部門 グランプリ
上智大学 冨士原 未矩さん

さまざまなクリエイティブで「もっと人に想いを伝えたい」「相手の心を動かしたい」という学生の切実さを感じる映像でした。
学生の創作の悩みや苦しみに、豊富なフォントが寄り添うというメッセージ性に惹かれ、グランプリ作品とさせていただきました。
冨士原さんに、受賞作品についてインタビューさせていただきました。
Q 作品について、見どころを教えてください。
登場人物の「成長」を見どころとして作っていました。
今回の広告のターゲットとして、ビジネスなどいろんな「挑戦」をしている学生に届けたいという思いがありました。
私の「挑戦」は、就職活動でした。活動の中で悩みながらもいろんな人と協力して、つらくても粘り強く、 挑戦を続けるということを伝えたく、挫折している場面から、友達と協力し、発表し、また挑戦しようとなる構成で作りました。
映像の最後には新宿のビルを背景に「世界に挑戦しよう」とメッセージが出ますが、苦労しながらも最終的に「もっと挑戦したい」と思う主人公の成長が見えるようにしたのが見どころだと思っています。
Q Morisawa Fontsを使った上で、どこが魅力だと思いましたか?
私は今回初めてモリサワのフォントを使いました。フォントのダウンロードやアカウントを作るのも初めてで、最初は(どうやってやるんだろう?)と思ったのですが、サイトを見ると簡単に利用できたのでありがたかったです。
Morisawa Fontsのサイトでフォントの試し打ちができる仕組みがあったので、選びやすかったです。
また看板にはこのフォントを使うなど、フォントの雰囲気が一発で目で見てつかめる使用例がたくさん載っていたので、フォントに慣れていない私にとってはとても良かったと思います。
グラフィック部門 準グランプリ
多摩美術大学 乾 日瑶里さん


文化祭、研究発表、レポート、サークル活動、推し活……など、学生生活で生まれるさまざまな「つくりたい」に、実践的にフォントを使って応えていただいたのが嬉しく思いました。
学生の皆様の多様なクリエイティブをフォントが彩ることはモリサワが言及したいと考えていることでもあり、フォントが身近に感じられるようなリアリティある表現が素晴らしかったです。
専門学校日本デザイナー学院 久光 ほのかさん


フォントを本に見立てるアイディアに加え、『遅刻寸前対処法』『学校の不思議大百科』など学生が興味を惹かれるタイトルになっていて、読んでみたくなりました。フォントの選定も、その本らしいチョイスになっていて良かったです。
映像部門 準グランプリ
東京工科大学 中村 日南さん、谷山 友行さん

可愛らしい童話風のアニメーションで、サービスの魅力を「990円で1年間いろんな声が出せる」とまとめていただいたのが印象的でした。人魚姫の歌声で多くのフォントのバリエーションを見せていただいたのも良かったです。
香川県立善通寺第一高等学校 森岡 陽彩さん

漢字一文字とダンサーのシルエットで、シンプルな画面ながら魅せる表現になっていました。ダンスとフォントもマッチしており、選び抜いたフォントを使うことで洗練された作品になるという説得力ある映像になっていました。
グラフィック部門 佳作
専門学校日本デザイナー学院 安藤 あいかさん


フォントを「文房具のような身近なツール」と捉え、たくさんのフォントがあることで表現が広がることをビジュアルで見せていただいたのが良かったです。フォントの選定も、文房具の特性に合っています。
専門学校日本デザイナー学院 土門 春菜さん




吹き出し内のセリフにさまざまなフォントをあてた、青春を感じさせるマンガイラストが魅力的な作品です。
「ティーンの気持ち(フォント)、2000書体以上あります」というコピーも秀逸です。
映像部門 佳作
名古屋造形大学 山田 百香さん

共感しやすい学生の不安や焦燥感を、フォントで「どんな想いもかたちにできる」「夢に繋がる」という力強い言葉で変えていたのが良かったです。コピーに使われた手書き風フォントの使い方も印象に残ります。
名古屋造形大学 谷山 達也さん

学食でメニューを選んで食券を買うように、フォントを選んでプロフェッショナルな表現力を手に入れようというメッセージに好感を持ちました。
受賞された作品は、日本広告制作協会のサイトでもご確認いただけます。応募者の皆様、素敵な作品のご応募ありがとうございました!
次回の記事では、受賞者の方々と行った座談会のレポートをご紹介します。
【お知らせ】広告を制作いただいた学生向けフォントサービスはこちら↓
