株式会社モリサワでは、8月に西宮市の小中学校の教職員様を対象に、教育現場でUDフォントをより活用いただくためのオンライン研修を行いました。
公共団体向けUDフォントプランを導入いただいている西宮市様は、学校の公務系PCでUDフォントをご利用いただいております。
(西宮市様の導入の経緯やご活用状況につきましては、西宮市教育委員会の方をお招きしたUDフォントセミナーDay1 レポート記事や、アーカイブ動画(要登録)でもご紹介しております。)
今回は、公共団体向けUDフォントプランの導入メリットとして、実際に教職員の方ご自身で作成したプリントや文書を使い、ブラッシュアップするワークショップを取り入れた研修を行いました。
まずは、モリサワの講師より「UDフォントの基礎」「伝わるレイアウトのコツ」がレクチャーされます。 UDフォントの開発背景やエビデンスを紹介し、情報をより効果的に伝えるための資料作りのポイントを解説しました。
その後、ご用意いただいた資料を使い、より読みやすくなるよう作成するワークショップを行いました。 実際にブラッシュアップいただいた例をご紹介いたします。
実例1:PTAからの保護者向けのお知らせ
こちらは保護者向けのお知らせになります。 本文の行間を調整したことで、文字サイズを落としても、整理されて読みやすい文書になったことがわかります。
実例2:中学校の学級通信
こちらは中学生向けの学級通信となります。 見出しを太いウエイトにして、性質の異なる情報を囲みにしたことで、情報が取得できるスピードが上がっています。
研修後のアンケート
受講者に行った研修後のアンケートでは、14名中12名の方に「今後の業務に役立つ」とご回答いただきました。
また、感想では下記のようなお声をいただきました。
普段からワークシートや学級通信を作成するのですが、フォントなど見やすさという視点で考えることがあまりなかったので、教えて頂いたことを活用させていただこうと思います。
ローマ字の学習を2学期から始めるので、4線の引き方はとても使えるなあと思いました。チャットに挙げていただいた動画はぜひ最後まで見ていきたいなぁと思いました。夏休みの間に、実際に試してみたいと思います。
わかりやすい説明でとても勉強になりました。 学力が上がる可能性まであるとは、驚きでした。 これからは世の中にあふれる「文字」を見る目が変わります。 最後におっしゃっていた、「相手に伝わるか」という観点もさらに勉強になりました。
研修という限られた時間でのブラッシュアップでしたが、皆さん受講後は、より「伝わる」資料を作るための考え方が身についたのではないでしょうか。
研修に参加いただいた教職員の皆様、ありがとうございました。
公共団体向けUDフォントプランにご興味のある方は、下記のフォームよりお問い合わせください。
公共団体向けUDフォントプラン お問い合わせフォーム
https://www.morisawa.co.jp/support/contact/forms/ud-public