コラボ

2019.04.05

東京デザイン専門学校 × モリサワ 産学連携プロジェクト

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東京デザイン専門学校様と株式会社モリサワが「フォントの感性を“ON”にする」コラボレーション企画として、学生の皆さんに「MORISAWA PASSPORTアカデミック版のCM」を制作いただきました。

今回のテーマは、学生をターゲットにした「MORISAWA PASSPORTアカデミック版のCM」を作ってもらうこと!SNSなどで身近な「動画」で、多くの人にフォントの魅力に気がついて欲しい、という思いを伝えます。
最も魅力が伝わるCM作品は、実際に広告動画として使用させていただきます!

まずは、フォントの魅力を伝えてもらうために、セミナーを受講。
その後は、自分で考えたオノマトペを好きなフォントで発信できるサイトonomatype(オノマタイプ)を利用し、書体を観察して選ぶ体験をしていただきます!
どんな書体がぴったりか、自分の言葉で説明する訓練になったはず。

中間発表では、絵コンテや企画書を元に、動画の流れを説明いただきました。
書体の選択は伝えたいメッセージに合っているか?
などのアドバイスを受け、よりメッセージが伝わるCMに仕上げていただきます!

そして迎えた最終発表!
手描きアニメーションや実写など、様々なユニークな発想で動画を制作いただきました。

素敵な作品がたくさん出たことから、後日のモリサワの社内審査は難航しました。
今回は特別に「最優秀賞」と「優秀賞」の2つの賞を設定し、どちらの受賞作品も広告として使用させていただくことになりました!

栄えある「最優秀賞」を受賞されたのは、荒木奏美さんと田宮唯衣さんのチーム。

そして「優秀賞」を受賞されたのは、小林柊さんと髙山侑紀さんのチーム。

次の記事では、最優秀賞チームへのインタビューと、2チームの実際の動画をご紹介させていただきます、お楽しみに!

前回の記事では、プロジェクトのあゆみと、最優秀賞・優秀賞の受賞チームをご紹介しました。
今回の記事では、最優秀賞受賞チームへのインタビューと、実際の作品をご紹介していきます!

最優秀賞 「書体でSHOW TIME!」

・荒木 奏美さん
・田宮 唯衣さん

「書体でSHOW TIME!〜どっちだ? フォントクイズ!!〜」と題して、MORISAWA PASSPORTアカデミック版収録書体の魅力をアピールいただいた作品が、最優秀賞を受賞しました。

書体でSHOW TIME!「武蔵野編」

武蔵野」「プリティー桃」「タカリズム」「すずむし」
皆さんは、さまざまなフォントの名前から、一体どんなデザインをイメージしますか?

書体名から書体のカタチを想像させるクイズ形式の動画で、フォントに興味がある人も、あまりない人も自然にフォントと触れ合い、楽しめることが高い評価に繋がりました!

こちらのチームには、下記も合わせて5種類のパターンで制作いただきました!
フォントクイズ、ぜひチャレンジしてみてください。

プリティー桃編(動画)
タカリズム編(動画)
すずむし編(動画)
シネマレター編(動画)

優秀賞 「フォントが本当にいっぱい」

・小林 柊さん
・髙山 侑紀さん

フォントが本当にいっぱい

こちらのチームは、課題での書体選びに困っていた女の子が、モリサワフォントの世界に誘われ、たくさんのフォントの中から運命のフォントに出会う(!?)というストーリーを、可愛らしいアニメーションでコミカルに表現いただきました。

インパクトの強い内容で、見終わった後、もう一度見たくなる中毒性がある!との声で、優秀賞受賞となりました。
最優秀賞・優秀賞どちらのチームの作品も、実際にMORISAWA PASSPORTアカデミック版のSNSなどの広告として利用させていただきます!

「書体名」がフォントへの興味の入り口になった

見事最優秀賞を受賞した荒木さん、田宮さんにインタビューを行いました。
主に企画を担当したのが荒木さん、主に素材作りを担当したのが田宮さんとのこと。お二人で協力して、制作を進めていただきました!

Q.モリサワフォントについて、どんな印象を持ちましたか?

モリサワのホームページを見て、全体的におカタい印象を持ちました。フォントを職人が手書きで作っていて、こだわりがすごいなぁと感じました。

書体見本のページを見て、「タカポッキ」などの書体名が面白いなと思いました。
他にも「プリティー桃」という書体の名前から私が連想したイメージと、実際のデザインにギャップがあったことから今回の「書体でSHOW TIME!」のアイディアが生まれました。

実際に、書体名からフォントに興味を持ったことが作品のきっかけだったんですね。

この課題に取り組んだことで、普段の生活でも書体を見る目が変わったとのこと。今回制作いただいたCMが、さらに多くの学生さんの「フォントの感性を“ON”にする」ことを期待しています!

東京デザイン専門学校の皆さん、ありがとうございました!