インタビュー

2025.10.27

導入事例:デザインの現場力を育む教育環境を、モリサワのフォントでさらに強化

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21世紀アカデメイア 専門学校名古屋デザイナー・アカデミー
青山とまり 副校長

1968年の設立以来、名古屋デザイナー・アカデミー様は「デザインが学べる学校」ではなく、「デザイナーを育てる学校」であることを掲げてきました。2025年度より、Morisawa Fonts 教育機関プラン 包括ライセンスをご導入いただいています。
この記事では、フォントの包括的な導入のメリットや導入背景などについて伺いました。

デザイナーを育てる「人間教育」に根ざした専門学校

副校長の青山とまり様は、同校の教育方針を次のように語られています。

私たちは、単に技術を教えるだけでなく、社会で活躍できる人材を育てることを重視しています。自分を会社と見立てて、自らをプロデュースしていく“マイ・カンパニー”という考え方を通じて、プロフェッショナル力・人間関係力を養うことを教育の柱にしています。

名古屋デザイナー・アカデミーには、グラフィックデザイン、イラストレーション、マンガ、アニメーション、ゲーム・CG、インテリアデザイン、ファッションデザイン、造形デザインといった多彩な学科が設置されており、学科ごとの専門性を追求できる環境が整っています。

さらに、授業の中だけでなく「外部の企業との協働を通じてリアルな制作体験を積むことが、学生たちの将来の糧になる」という考えのもと産学連携にも注力しており、学生が実際の企業課題に取り組むことで、現場に即した実践力を培っています。

モリサワのフォントがなければデザインできない

教育現場で日常的に活用されているのがモリサワフォントです。当校では、長年にわたりモリサワの書体を活用しており、2025年度からはより柔軟に管理・運用できるMorisawa Fonts 教育機関プラン 包括ライセンスへと切り替えました。

学生も教職員も、“モリサワのフォントがなければデザインができない”と感じているほど、欠かせない存在です。特にグラフィックやイラストレーションの分野では、表現の幅が格段に広がります。

包括ライセンスを採用したことで、ライセンス管理の煩雑さが解消され、教職員・学生を問わず安定的な使用環境が構築されました。これまでは台数ごとの管理や更新が必要で、情報管理面でも負荷がありました。今は、誰がどの端末で使ってもカバーできるので、非常に安心感があります。

今後は「ポートフォリオ制作支援」も重視

モリサワでは、Morisawa Fonts 教育機関プラン 包括ライセンス導入校に向け「Morisawa Fonts 教育プログラム」のプラチナランクとして、フォントやレイアウトについての講義など支援プログラムを展開しています。名古屋デザイナー・アカデミー様ではこの制度を積極的に活用し、今後さらにアウトプット支援に力を入れていくとのことです。

今後はより一層、フォントの使い方や文字の読みやすさについて学ぶ機会を提供していきたいと考えています。学科に関わらず“ポートフォリオ制作”をテーマにしたセミナーも展開していきたいです。

ポートフォリオは、学生にとって自分のスキルや感性を伝える最も重要なアウトプットのひとつです。モリサワのフォントを活用することで、見やすく・伝わるポートフォリオ作りを後押ししたいと考えています。

伝える力を育てることも、クリエイターにとって大切な要素です。フォントという視点から学生の表現力やプレゼン力を高めることができれば、卒業後の進路選択にも自信を持てると思います。

名古屋デザイナー・アカデミー様が育む「社会で活躍するデザイナー」。その基礎には、デザインの本質と向き合いながら、表現の幅を支えるモリサワフォントの存在が活きています。

モリサワは「教育の現場において高品質なフォントが使える環境を用意することは、将来の可能性を広げることに繋がる」と考えています。学生さんの活動の中で、より自由にモリサワのフォントをご活用いただけることをとても嬉しく思います。

今後もクリエイティブ活動に取り組むすべての学生さんとそれを支援する教職員のみなさんを応援するとともに、より良いサービスの追求を続けていきます。

フォントの導入をご検討されている学校様はぜひお問い合わせください!