インタビュー

2017.11.06

東京造形大学 木村俊太郎さんインタビュー

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東京造形大学
グラフィックデザイン専攻領域
4年
木村 俊太郎さん

Q. どんな制作活動をしていますか?

最近は、海士ゼミの学園祭に向けての展示がメインなんですが、僕はポスターとかのグラフィックデザイン以外のものにも手を出してしまう事が多くて。今はスタッフが被るマスクの原型とかを作ってます(笑)

Q. フォントの感性が“ON”になった瞬間

映画のタイトルバックがきっかけですね。
映画が好きなんですけど、「007」とかソール・バスが手がけているタイトルバックが特に好きで。そういう映像で使われる文字や、平面的なグラフィックデザインの多種多様な表現が好きで、気にするようになりました。

実際気にしてみたら、街の看板の文字とかにも興味が広がっていって。映画以外にも、新宿歌舞伎町のような歓楽街の看板を見るのが好きです。単体では素人作りに見えるけど、集合になったときの迫力、熱量がものすごい。「ブレードランナー」みたいな、一昔前のSF映画みたいな雰囲気を感じます!

Q. 好きなモリサワフォントとその理由

すずむし」です。
普通に組んでもあまりかちっとせず、リズム感が出ると思います。特に、僕は横組みしたときに少し揺れる感じがして好きです。

エレメントが雫のような形なので、「水」や「夏」をイメージしたデザインなんかに使ったりします。あと、これはイレギュラーな使い方かなと思うんですが、すずむしの従属欧文は「外国人のイメージするアジアンテイストっぽさ」があるというか。これで変わった看板のデザインを作ったりしてます!

Q. あなたから見た、この学校の先生って?

距離がすごく近いですね!大学に入る前にイメージしていた、学生と教員という一線を引かれた関係というより、相談できる一人の人間という感じです。

Q. スイッチが「OFF」になる瞬間

映画を観ているときですね。
ビジュアルや文字の表現が凝っている映画を観てしまうとスイッチが入ってしまいます…、何も考えたくないときは、死ぬほどバカな映画を観ます(笑)
最近では山田洋次監督の「馬鹿が戦車(タンク)でやって来る」という映画を観まして、すごく壮快で良いんですよ!

Q. これからチャレンジしたいこと、興味のあること

就職先が映像制作系の会社なんです。映画専攻や映像系の学科から来る人が多い中、グラフィック専攻として行くので、やっぱり文字だったり、グラフィックの知識を映像の方に生かしていきたいなと思います。

僕が映像制作を始めたのは3年からなのですが、これから社会で制作の経験を積み、大学で学んできたグラフィックデザインの知識とをうまく融合して、新しいものが作れればと思っています!