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2026.01.27

研讨会报告 | [支持企业增长的未讨论视角] 字体改变公司的沟通力量——同时提升品牌形象和生产力

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「良いものを作れば伝わる」という時代は終わり、情報発信の質が企業競争力を左右する時代と言われています。また、膨大な情報が飛び交う中、読み手に分かりやすく伝える工夫が不可欠と言えるのではないでしょうか。

こうした課題に対応するため、モリサワは大阪商工会議所が運営する経営者塾「大商稲穂塾」と共催で、フォントを活用したブランド強化や「伝わる」デザインについて解説するセミナー「嘘みたいな本当字体の話〜フォントメーカーだから知ってるブランディング〜」を開催しました。

ブランディングは、規模が大きくなってから考えるもの。デザイン力は必要だと思っていても、経営との関係はどこか曖昧なまま。フォントの話と聞いても、組織や業績に直結するイメージが湧かないーー。

多くの企業がこうした認識のまま、日々の業務改善や売上拡大に追われています。しかしその裏で「文字」や「伝え方」といった要素は、企業としての印象を形づくると同時に、情報の伝わりやすさや業務効率という生産性の土台にまで影響を及ぼしているのです。

本記事では、セミナーの取り組みをもとに、フォントがいかにして組織全体の生産性を向上させる「戦略的ソリューション」となるのかを解説します。

企業の「声」はブレていないか? フォントに表れるブランドの人となり

ブランディングにおいて、ロゴマークやイメージカラーは真っ先に検討される要素です。一方で、意外と見落とされがちなのが「フォント」の存在。しかし実際には、ビジネス資料の6割から8割という圧倒的な領域を占めているのは「文字」であり、フォントは企業の「人格」や姿勢をにじませる、いわばブランドの「声色」といえます。

同じ「ゴシック体」一つとっても、その表情はさまざまです。

こうした「社会からどう見られたいか?」を意識し、販促物や提案資料、Webサイトなど企業を表現するための顔と「声色(フォント)」を統一することでブランドイメージを向上させることも可能となります。
企業ブランドの基盤となるフォントを統一することは、単なるデザイン調整ではなく、経営の意思や価値観を「見える形」に落とし込む作業そのものなのです。

事例紹介:富士通株式会社

グローバル企業である富士通株式会社は2020年、世界展開の強化と多様性への配慮を目的に、モリサワの「ユニバーサルデザイン(UD)フォント」をコーポレートフォントとして採用。情報の届け方や読みやすさといったコミュニケーションの基盤を整えることで、企業としての姿勢や価値観をより明確に伝えられるようになり、成長と社会性の両立を体現する事例として注目されています。

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ユニバーサルデザインの考え方をもとに開発されたUDフォントの導入は、企業の生産性向上にも効果があることがわかっています。
2017年と2018年に自治体で行った実証検証では、UDフォントの採用により以下の結果が得られました。

  • 誤読の回避:平均で5.34%改善
  • 読み取り速度:40歳以上の世代で3.3%向上

引用:モリサワ 自治体と協働して全国初「フォント」による業務改善について検証 ~年間3,320万円分の労働時間減につながる試算も~

これを従業員1,500人の企業(労働人口の約66%が40歳以上と仮定)で試算すると、読みの速度向上により年間約3,000万円の人件費削減、あるいは約13,330時間の創出に相当します。
逆にいえば、不適切なフォントを使い続けることは、これだけの人件費・時間のロスを生み続けている可能性があります。
フォントを変えるという一見小さな判断が、業務効率化や生産性向上という戦略的メリットをもたらすのです。

「伝える」自己満足から脱却せよ! センスに頼らない、「伝わる」考え方

人が1つの資料を注視する時間は、わずか数秒。
その一瞬で「関係ない」「見にくい」と判断されてしまえば、どれほど良い内容でも、読まれないまま終わってしまいます。
日々作成する事業計画書やホワイトペーパー、提案資料なども、例外ではありません。さらに、こうした「自社制作資料」は、重要な意思決定の場面で読み込まれ、企業の姿勢や仕事の質を見極める材料として使われます。読みやすさや情報の整理のされ方といった細部から「この会社は相手の立場に立って物事を考えているか」という点が、自ずと伝わります。このような自社制作資料のクオリティこそが、企業のブランディングや信頼性を大きく左右する存在でもあります。
では、その情報発信は本当に相手に「伝わって」いるでしょうか。知らず知らずのうちに、送り手側の視点に偏った「自己満足の発信」になってはいないでしょうか。

実は、こうした課題を解決する鍵は、特別なデザインセンスではありません。ポイントを押さえれば、誰もが「スキル」を学ぶことで再現が可能となります。
その鍵となるのは「情報の優先順位」をつける2つのテクニックです。

「5W1H」で情報を整理する

「5W1H」とは「いつ(when)・どこで(where)・誰が/誰に(who)・何を(what)・なぜ(why)・どのように(how)」という6つの英単語の頭文字を取ったものです。
5W1Hは、複雑な情報を整理し、読み手が直感的に理解できる構造をつくるための基本的なフレームワーク。情報を要素ごとに理解できるため、抜け漏れや認識のズレを防ぐことができます。 
また、あらかじめ項目ごとに情報を洗い出しておくことで、優先順位の判断や、デザインへの落とし込みもスムーズになり、わかりやすく「伝わる」設計につながります。

フォントの使い分けで視線を操る

重要な情報と補足の情報、それぞれでフォントを使い分けることで、読み手の視線を意図的に導き、限られた時間のなかでも内容を瞬時に伝えることができます。

適切なフォントの見直しや「伝わる」資料作成ができるようになるということは「相手がどう受け取るか」を徹底的に考える姿勢を身につけるということです。この「相手を想う意識」が組織全体に浸透すると、部門や立場ごとにばらついていた情報発信が一本の軸でそろい、企業としてのメッセージがよりわかりやすく伝わるようになります。

事例紹介:三重県いなべ市

三重県いなべ市では、職員全員を対象に「相手の立場で考える」情報発信について研修を実施。さらに広報紙やWebサイト、SNSなどあらゆる接点でUDフォントによる表現を統一した結果、住民とのコミュニケーションが飛躍的にスムーズになり、問い合わせの削減や業務効率化を実現しています。

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さいごに

大阪商工会議所で、講座・研修の企画運営を手がけ、主に企業の人材育成事業を担当する津村 美沙紀氏は、本セミナーを通じ、フォントの役割について「ロゴのように一目でそれと分かる派手な変化ではないが、じわじわと効いてきて資料全体の質や企業の信頼性を底上げしてくれるもの」と感じたそうです。
フォントは、企業の想いという主菜を引き立て、情報を読み手に無理なく、自然に、心地よく届けるための「隠し味」のような存在。情報の伝わり方そのものを磨き上げ、企業・商品の理解度を着実に、そして持続的に高めていくものだと、セミナーを通じて効果を実感いただきました。

大阪商工会議所 津村 美沙紀 氏

モリサワは、フォントメーカーとしての専門知見を生かし、企業の「情報発信の質」を抜本的に改善する研修プログラムやソリューションを提供しています。
ぜひそのノウハウを、貴社の経営力強化のヒントとしてご活用ください。

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