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2018.02.15

Introducing Moripass Club member "Tokunaga Konomi"

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Introducing each of our wonderful members one by one [Moripass Club Member Introduction].
This time, Moripass Club advisor Suda will be sharing the story!

This time, we'll focus on the Moripass members!
徳永このみさん。
Tokyo Zokei University, Faculty of Art and Design, Department of Design, Media Design major, 3rd year
My favorite typeface is "Kaimin Sora".

そんな徳永さんには、このお題で作品を作ってもらいました!

Tokyo × Typography

concept

徳永さんは、「20代の感じる“東京”とは何か」をテーマに、動きのあるWebサイトを制作してくれました。

20代のTOKYO

モリパス部員の作品を見たり、周囲の人たちの「東京」のイメージを聞いて、人の数だけ「東京」のイメージもあることに気付いた徳永さん。

そこから発想を得て、「20代の感じる東京」をテーマにしたWebサイトを作ろうと思ったとのこと。20代を選んだのは、自分と同世代の学生に刺さるものにしたかったから、と語ってくれました。

フォントの「動き」に注目!

苦労した点は、Webアニメーションとフォントとの融合。
動かしてみると、同じ動きでも選んだフォントによって合う動きと合わない動きがあったそうです。

 例えば「Hiragino Square Gothic」のようなカッチリしたフォントは、 垂直平行な直線的な動きが映えるのですが、ぐにゃりとした緩い動きは締まらない印象でした。

「実際に試行錯誤していく中で、アニメーションとフォントの親和性を詰めました」と語っていただきました。普段大学で、メディアデザインを学んでいる徳永さんならではの視点ですね!

フォントの感性が“ON”になった瞬間

今回、徳永さんにはWebフォントサービスのTypeSquareを利用して、コメントを表現していただきました。コメントに対してフォントを選ぶ時、フォントの感性が”ON”になったとのこと。 同じコメントでも書体が違うと印象が一転するのが興味深かったそうです。

例えば、「なんか冷たい、息苦しい」というコメントには、 シャープで無機質なイメージも表現できる「Hiragino Square Gothic」を選び、 冷たく見える雰囲気を出しました。

「変なもの たくさんあるよね」のコメントにはユーモラスな形の「バンカラ」、「人人人人人、ぎゅー」のコメントにはラッシュ通勤で押しつぶされてしまったような形のコンデンス書体「UD新ゴ コンデンス60」を選んでもらいました。

また、トップやフッターなどに選んだのは「UD Shingo」。 ユニバーサルデザインを意識したフォントで、 どの意見にも属さないニュートラルさを表現できると感じたそうです。

※TypeSquareでは、MORISAWA PASSPORTに収録されていない書体も選ぶことができます。「バンカラ」はTypeSquareでのみ利用できる書体となります。

from now on

今回、初めてWebフォントを利用したWebサイトを制作された徳永さん。

フォントの伝える力を活かしたサイト作りを学べたので、 この学びを糧にして、今後もWEBフォントを使った作品を作りたいです。

また、今回の作品のブラッシュアップとして、コンテンツ数を追加していきたい、もっと様々な書体を使って“東京”を表現してみたいですと、頼もしい言葉も!

徳永さんは、先日行われましたイベント「ワークショップ&トークショー字遊自在」でもチームの要として、活躍していただきました。これからの作品制作に、モリパス部での経験を生かしてくれることを期待しています!