
全庁的にユニバーサルデザインに取り組む山梨市役所様。全職員に対するUDフォントの活用を促すきっかけ作りとして「伝わる」資料デザイン プログラムを実施いただきました。こちらの記事では、研修会の様子と受講者の声をご紹介します。
UDフォントを促進させ「誰一人取り残さない社会」の実現を目指す
山梨市は全庁的にユニバーサルデザインに取り組むなかで、ユニバーサルデザインの考え方で開発された「UDフォント」の利用を庁内で促進したいと考え、モリサワの「伝わる」資料デザイン プログラムに興味を持っていただきました。
プログラム実施を企画した、職員の声をご紹介します。

職員
山梨市は、全ての人が暮らしやすいまちづくりを実現するため、市政の様々な分野でユニバーサルデザインの考えを取り入れ、業務に取り組んでいます。
UDフォントは他市の事例を見てメリットを認識していたこともあり、文字を通じた「誰一人取り残さない社会」の実現につながると考えました。そして、本市におけるUDフォントの統一的利用のきっかけになるようにと、フォントのメーカーであるモリサワ様に研修を依頼させていただきました。
UDフォントの知識だけでなく、相手に「伝わる」資料作りのスキルも,山梨市の課題解決につながると気づいた
プログラム内で実施する研修会では、UDフォントの存在を知ってもらうだけではなく、資料作りのノウハウを学ぶことが可能です。企画いただいた職員にも、職員が手を動かして実践できること、講師からフィードバックがもらえることを、魅力に感じていただきました。
研修会で使用したサンプル資料と職員の声をご紹介します。


職員
UDフォントを詳しく知らない職員が、UDフォントを利用する意味を学べる事はもちろんですが、職員が内製化していたチラシは、個々の感覚で作成していたため、デザインがバラバラで情報が理解しづらい資料も多くありました。
ただ単にフォントを置き換えればよいのではなく、チラシや通知文などをどのようにデザインすれば、より相手に情報が伝わりやすいか、というノウハウを学べる点にも非常に興味を持ち、山梨市が抱える課題の解決につながると考えました。
研修会では、研修者が作成した資料を講師の先生に添削してもらえるので、具体的にどのように資料をリメイクすればいいのかが分かりやすいことも、魅力を感じました。
職員がユニバーサルデザインの目的と価値を理解
ユニバーサルデザインの推進が求められる中、トップダウンで降りてきただけでは、「なぜユニバーサルデザインが自分たちに求められているのか?」「どうやって自分たちの業務に落とし込めばよいのか?」悩んでいる職員も少なくありません。
研修会に参加いただいたことで、納得してUDフォントを活用できるようになったという職員の声をご紹介します。

- 今回の研修会が、ユニバーサルデザインに取り組む後押しになりました。
- UDフォントを使おう!という意識が上がったのではないかと思います。
- 使うように言われても、UDフォントについて学ぶ機会がなかった。意味を知らずに使うのと、知って使うのは違うので、ちゃんと知れてよかった、納得して活用できる。
なぜユニバーサルデザインに取り組むのか?なぜ文字による配慮が必要なのか?
研修会を通じて「目的」と「価値」を理解して、資料作りに取り組むことができるようになりました。
自分専用のフィードバックでスキルを向上・定着させる
受講者は座学による「インプット」だけではなく、資料のリメイクに挑戦してスキルを定着させる「アウトプット」and,講師から届く個別の「フィードバック(アドバイスシート)」をもとに、資料作成のスキルを実践的に身につけました。
下記にて、受講者の資料の変化をご紹介します。
受講者が作成した資料に対して、講師からより良くなるポイントを個別にフィードバックしたことによって、資料の見やすさ、伝わりやすさが大きく変わりました。

次は、受講者のアンケート結果をご紹介します。
自作の資料に個別のフィードバックがもらえることで、より自分事として捕えやすくなり、業務に活かしやすくなることから、受講者全員がスキルの向上を実感しました。

実際に業務で活用している資料のリメイクとフィードバックを行うことで、理解が促進・スキルが定着して、研修後も現場で実践できる人材の育成につながります。
職員の資料作成スキルの向上は、組織全体にも大きなメリット
アンケート結果から、個人のスキルが向上することで、スムーズな資料作成、情報発信能力向上、業務時間削減、予算削減など、組織的にも大きな効果につながることを実感したという声をいただきました。
いただいた受講者の声を、ご紹介します。

- 効果的な資料作成の知識が付いたことで、時間短縮になる。
- 相手に伝わる資料作りを意識することで、業務進行に好影響があると考える。全庁的に周知したい。
- 効果的な資料づくりが広がるきっかけになったと思う。
- 職員の技術が上がることで、デザインを内製し、印刷だけ外注することで、予算削減につながると思う。
研修会に参加いただいた皆様、ありがとうございました。
資料が見やすくなることは、個人と組織、両方のスキルアップに繋がるという声をいただきました。
資料作りのスキルを上げたい、ユニバーサルデザインとは何かを理解して体現できる人材を育てたい、組織としての情報発信能力を向上させたい、という方はお気軽に弊社までご相談ください。
Materials introducing details of the document creation training (costs, process, participant feedback, etc.) can be downloaded for free here.
If you are interested in the document creation training session or the UD fonts used in the training session, or if you are considering introducing or utilizing them, please feel free to ask us any questions below.
● If you want to use UD fonts as an organization, we recommend the "MORISAWA BIZ+ UD Font Plan for Public Organizations." For details of the plan,Here